【かわいそうな氷河】マーマの船沈める必要なくね?
アニメを見ていて散見するのが、「指導」「修行」という名のパワハラ。
少年漫画に多いですよね。
まあ、キャラは基本Mが多いので、自業自得感は否めませんが……
「そこまでする必要なくね?って修行」でパッと思いつくのが、例えば『侍ジャイアンツ』のヤクルトの人。
【ジャイアンツ ヤクルト 矢】で検索して思い出したけど、そう、眉月だ眉月。
主人公の番場蛮がハイジャンプ魔球をあみ出して、眉月はそれを打てるようになるため、弓道師範の元に行きます。
「なんで?」って思うじゃん。
ちょっと高めのところから、師範に矢を射ってもらって、それをバットに当てる練習を始めるんですよ。(笑)
これ、本人がMだから喜んでやっちゃってるけど、フツーに考えてパワハラてか殺人未遂ですよね。
で、本題のキグナス氷河なんですが、彼の場合はパワハラは勿論のこと
「修行」「指導」の名のもとに、モラハラまでされております。
彼は、12宮編のラスボス アーレスに挑もうとする氷河を前に、「お前は未熟だから挑まない方がいいよ」って立ちはだかります。
でも氷河がそのアドバイスを聞かなかったんでシバきます。
問題はそのシバきかた。
ジャンプ漫画なんで、「指導」「修行」という名のパワハラや殺人未遂はもういいですよ。多めに見ます。
でもさ、マーマの船を、人間が潜れないような深さに沈めることないじゃん。
人の心の拠り所、奪う必要ないじゃん。
カミュが言うには、(うろ覚えで申し訳ございませんが)「マーマへの想いを断ち切ることができないのは甘え」だから、その甘えを正すためにマーマの船を沈めてやったとの事。
マーマは死人でこそあるけれど、氷河が唯一心を許せた肉親で、心の拠り所なんだからさ。
だから氷河は、マーマの亡骸を一目見ようと、わざわざ寒ーいシベリアの海に潜るのに。
(一応説明しておくと、シベリアの海は超絶冷たいので、乗船したまま沈んだマーマは腐敗していないという設定になっています。)
氷河、かわいそうです。
こんなん普通の子ならグレるよ。